最近ではメールの送信元を偽った「なりすましメール」が問題になっています。
そのため、悪意のある第三者が他人のメールアドレスになりすますなどの理由で、
なりすまされた本人のメールアドレスが迷惑扱いとなり、
メールが届かない場合があります。
この記事ではメールの到達率を向上させるSPFレコード設定について紹介します。
SPFとは

SPFはSender Policy Frameworkの略で、
世界共通のなりすましを防止する仕組みです。
SPFを利用することで、メールの送信元ドメインを偽っていないか調べることができます。
メールは、「SMTPサーバー」を利用して送信されるようになっています。
このSMTPサーバーは、差出人のメールアドレスを自由に設定することができます。
そのため、送信元を偽ったり、第三者になりすましたメールを
簡単に送信することができます。
この方法を利用して、悪意のある人たちが迷惑メールを送信するのが問題になっています。
SPFを利用すれば、メールアドレスのなりすましを防ぐことができます。
SPFの設定は?

引用元:https://expert-mail-cloud.com/article/1079.html
SPFを利用するには、送信元のメールサーバーのIPアドレスを
「SPFレコード形式」で「DNSサーバー」に登録する必要があります。
SPFレコードは「v=spf1」で始まる文字列です。
SPFレコード設定はドメインの管理画面で簡単に行うことができます。
SPFレコードの設定方法は、利用しているメルマガ配信スタンドや
メールサービスにより異なりますが、「ドメイン設定」画面の
「DNSレコード設定」から設定することができます。
SPFレコードを登録することにより、メール受信側のメールサーバーは
メールを受信する前に送信元ドメインのDNSサーバーにSPFレコードが
登録されているか問い合わせします。
送信元ドメインのDNSサーバーにSPFレコードが登録されていない場合には、
なりすましと判断され、送信したメールは受信されない可能性があります。
SPFレコード設定の確認は?
SPFレコードが正しく設定されているかは、「SPFレコードチェックツール」を
利用することで確認する事ができます。
赤枠で囲った部分に必要な情報を入力します。

引用元:https://expert-mail-cloud.com/article/1079.html
SPFレコードを設定した送信元メールサーバーのIPアドレス、
メールアドレスを入力して、「Test SPF Record」をクリックすることで
SPFレコードが正しく設定されているか確認することができます。

引用元:https://expert-mail-cloud.com/article/1079.html
下の画像のように、「Pass」と表示されていればSPFレコード設定は問題ありません。

引用元:https://expert-mail-cloud.com/article/1079.html
まとめ
SPFレコード設定を行うことで、悪意のある第三者からの
自分のメールアドレスへのなりすましを防ぐことができます。
また、送信先のメールサーバーに受信拒否されることもなくなるため、
メールの到達率をアップさせることができます。
SPFレコード設定はメルマガの到達率をアップするためには必須の設定と言えます。
メルマガの到達率が低いと悩んでいる人は、
SPFレコード設定をチェックしてみてはいかがでしょうか。
この記事がメルマガの到達率アップの手助けになれば幸いです。
コメントを残す