メールの到達率をアップさせるためには、様々な設定が必要です。
代表的な物にはSPFレコード設定とDKIM設定があります。
この記事ではDKIM設定について説明します。
DKIM設定とは

引用元:https://blog.apar.jp/linux/856/
DKIM設定とはDomainKeys Identified Mailの略です。
DKIM設定は送信するメールのヘッダー部分に電子署名を追加することにより、
受信側のメールサーバーが送信元のDNSサーバーに問いあわせて、
送信されたメールのドメインをチェックし、送信元が正当かチェックする仕組みです。
迷惑メールには署名の作成に必要な秘密鍵が設定されていないため、
受信元のメールサーバーでは認証NGとなります。
DKIM設定を行うことで、第三者からのなりすましを防ぐことが可能なだけでなく、
送信したメールが迷惑メールと判定され、不着になる可能性を低くすることができます。
DKIMの設定方法は?

引用元:https://www.skydesk.jp/ja/apps/mail/help/adminconsole/dkim-configuration.html
DKIMを設定するには、送信元のメールサーバーで秘密鍵と公開鍵を
作成する必要があります。
秘密鍵と公開鍵はあらかじめDNSサーバーに登録します。
作成した秘密鍵の情報を元に、送信される全てのメールに電子署名が追加されます。
受信元のメールサーバーは受信したメールに含まれている電子署名を
DNSサーバーに登録されている公開鍵の情報と比較して、メールの送信元を認証します。
受信元メールサーバーのDKIM認証が上手く行かない場合には、
メールの受信が拒否されたり、迷惑メールと判断される確率が高くなります。
DKIMの設定を確認するには

引用元:https://help.ex-pa.jp/wp-content/uploads/2017/09/2018-06-19_20h18_29.png
DKIMの設定を確認するには、メルマガ配信スタンドの管理画面にある、
ドメインのDNS管理画面から作成した公開鍵を登録します。
メルマガ配信スタンドによってはDKIM設定に対応していないスタンドもありますので、
サポートやマニュアルなどでDKIM設定が利用できるか確認する必要があります。
ふじもんオススメのメルマガ配信スタンドでは、
エキスパとアスメルがDKIM設定に対応しています。
エキスパの場合では、「送信者アドレス管理」から必要な情報を登録することで、
エキスパのサポートがDKIM設定を代行してくれます。
まとめ
DKIM設定はメールに秘密鍵による電子署名を追加することにより、
受信メールサーバーに送信元の正当性を認証してもらう仕組みです。
DKIM設定を行うことで、第三者からのなりすましを防ぐだけでなく、
受信元のメールサーバーに迷惑メールとして識別される確率を低くすることができます。
そのため、メールの到達率をアップさせることが可能になります。
メールの到達率をアップさせる設定にはSPFレコード設定もあります。
SPFレコード設定については他の記事で解説しています。
この記事がメルマガ到達率アップのために役立てば幸いです。
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