目次
せっかくのメルマガも、迷惑メールフォルダに入ってしまえば配信した意味がありません。
この記事ではメルマガの迷惑メール判定を回避する方法について紹介します。
メルマガの迷惑メール判定を回避する方法

引用元:https://www.nttdocomo.co.jp/info/spam_mail/
メルマガを迷惑メール判定させない方法はいくつかあります。
- 読者のアドレス帳へメールアドレスを登録してもらう
- 配信実績の高いサーバーから配信する
- メールの件名と本文中のキーワードに注意する
- スパム利用の可能性のあるサーバー、ドメインは利用しない
- SPFレコード設定、DKIM設定を行う
それぞれの方法について詳しく説明します。
アドレス帳へのメールアドレス登録

メルマガの読者に、利用しているメールソフトのアドレス帳に、配信元アドレスを
登録してもらうことで、配信したメルマガが迷惑メール判定を受けるのを
回避することができます。
ここではPC、スマホの両方で利用者の多いgmailでのアドレス帳への
メールアドレス登録方法を紹介します。
アドレス帳に登録したいメールを開いたら、右側にあるをクリックします。
表示されたドロップダウンメニューから「連絡先リストに○○さんを追加」を
クリックするだけで、簡単にメールアドレスを登録することができます。

引用元:https://mail.google.com/mail/
配信実績の高いサーバーからメルマガを配信する

引用元:https://sendgrid.kke.co.jp/about/
配信実績の高いサーバーから送信されたメールは、
受信側のメールサーバも安心して受信することができます。
ふじもんはSendGridというサービスを利用してメルマガを送信しています。
SendGridはクラウド型のメールサーバーで、月間450億通以上の
メールの配信実績があるサービスです。
配信実績があるだけでなく、メールの到達率を高めるSPF設定やDKIM設定など、
様々な機能が用意されています。
メールの件名と本文中のキーワードに注意する

引用元:http://insights.marinsoftware.jp/article/google-exact-keyword-match-changes-everything-you-need-to-know/
配信実績があるサーバーから送信されたメールでも、メールの件名や本文に
スパムワードや出会い系サイトなどのアダルトワードが含まれていることが原因で
迷惑メールと判定され、メールが届かなくなっている場合があります。
また、投資、ギャンブルやお金儲け系などのキーワードが含まれている場合にも
迷惑メール判定を受ける可能性が高くなります。
その他にも、暴力的なキーワードや犯罪に繋がるキーワードが
使用されている場合にも迷惑メール判定を受ける可能性があります。
少しでも迷惑メール判定を受ける可能性のあるキーワードは使わない方が無難です。
スパム利用の可能性のあるサーバー・ドメインは使用しない

引用元:https://www.irasutoya.com/2016/10/1.html
メール本文に過去にフィッシング詐欺など、スパム目的で利用されていたURLが
記載されていた場合にも迷惑メールとして判定されてしまいます。
ドメインが過去にどのようなサイトで利用されていたかを調べるには
「Wayback Machine」を利用することで簡単に調べることができます。
Wayback Machineについては他の記事で詳しく紹介しています。
Wayback Machineの使い方は?画像や動画は見れる?
メールの配信サーバーには共有サーバーと専用サーバーがあります。
共有サーバーでは同じIPアドレスから全てのメールが送信されるため、
共有サーバーを利用している他の誰かが迷惑メール判定を受けてしまった場合には、
その共有サーバーを利用している他の人のメールも迷惑メール判定を受けてしまい
届きにくくなる可能性があります。
専用サーバーでは送信されるメールのIPアドレスはその人専用の物を使用するため、
共有サーバーの場合と違い、同じサーバーを利用している他の人が
迷惑メール判定を受けた場合にも自分のメールが影響を受けることがないため、
共有サーバーを利用した場合よりもメールの到達率が高くなります。
共有サーバーを利用した場合でも、SendGridなど配信実績が高い共有サーバーを
利用した場合には、迷惑メール判定を受けにくいだけでなく、メールの到達率を
アップするための様々な技術的な取り組みをしているため、結果として
専用サーバーを利用した場合よりもメールの到達率は高くなります。
SPFレコード設定を行う

引用元:https://kiraba.jp/about-multi-spf-records-setting/
SPFレコード設定は世界共通のメールのなりすましを防ぐ仕組みです。
SPFレコード設定を行うことでメールの到達率をアップすることができます。
SPFレコード設定は送信元メールサーバーの情報を
DNSサーバーに登録することで利用可能です。
SPFレコード設定を行うことで、第三者からのなりすましを防ぎ、
迷惑メール判定を受ける可能性を低くすることができます。
SPFレコード設定については他の記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧下さい。
DKIM設定を行う

引用元:https://smtps.jp/docs/userguide/auth/dkim/index.html
DKIM設定はSPFレコード設定と同様に、
メールの到達率をアップすることができる設定です。
送信するメールに秘密鍵により作成された電子署名を追加することにより、
受信側のメールサーバーに迷惑メール判定を受けないようにする仕組みです。
DKIM設定を行うには、あらかじめ作成した秘密鍵と公開鍵を
DNSサーバーに登録する必要があります。
DKIM設定を行うことで迷惑メール判定を受けるのを防ぎ、
メールの到達率をアップすることができます。
DKIM設定については他の記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧下さい。
まとめ
送信したメールが迷惑メール判定を受けないためには、読者のアドレス帳に
メールアドレスを登録してもらう方法もありますが、送信者側で迷惑メール判定を
避けるための設定をする必要があります。
配信実績の高いサーバーを利用するのはもちろんですが、本文中で紹介した
SPFレコード設定やDKIM設定はメールサーバーによっては利用できない場合もあります。
これからメルマガの配信を始めようとしている人は、利用するメールサーバーの機能や
ドメインなどを十分に検討し、迷惑メール判定を受けにくくメール到達率の高い
サーバーを利用するようにしましょう。
この記事がメール到達率をアップさせる参考になれば幸いです。
コメントを残す