昨年末から大きな話題となっているPayPay(ペイペイ)。
PayPay(ペイペイ)はヤフー株式会社とソフトバンク株式会社との
ジョイントベンチャー(合併企業)です。
この記事ではPayPay(ペイペイ)への各企業の出資比率と、
PayPay(ペイペイ)に出資しているそれぞれの企業の
業務内容などを紹介します。
PayPay(ペイペイ)の出資比率は?

引用元:https://japan.cnet.com/article/35123169/
PayPay(ペイペイ)の出資比率はヤフーとソフトバンクが50:50となっています。
また、ソフトバンクグループがソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)に出資、
インドのPaytmへも出資することで、技術提供を受けています。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドとは?

引用元:https://www.businessinsider.jp/post-180699
ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)は正式名称、
ソフトバンク・ビジョン・ファンド・エルピー。
ソフトバンクグループの孫正義氏と、サウジアラビアにある、
パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)のムハンマド・ビン・サルマーン氏らが
共同で2017年5月20日に発足した投資ファンドです。
本社はイギリスに、オフィスはロンドンにあります。
SVFの主な出資者は以下の通りです。
- パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)450億ドル
- ソフトバンク 250億ドル
- ムバダラ開発公社 100~150億ドル
- Apple 10億ドル
- クアルコム 10億ドル
- ラリー・エリソン個人事務所 10億ドル
- 鴻海精密工業など10社前後
ソフトバンク・ビジョン・ファンドの資金運用規模は10兆円近くとなっています。
また、資金の運用規模が大きいだけでなく、営業利益も2017年上期には1,862億円、
2018年上期には6,324億円と前年と比較して大きく伸びています。
それだけでなく、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの営業利益が
親会社のソフトバンクの営業利益4,469億円を超えてしまっている事も
注目すべき点だと言えるでしょう。
Paytmとは?

引用元:https://indianexpress.com/article/business/companies/softbank-looks-to-invest-nearly-1-4-billion-in-paytm-4638025/
Paytmは、インドのデリーにある、プリペイド式の
スマートホンアプリ決済でのリーディング企業です。
Paytmは2010年にOne97 Communications Limitedによって設立されました。
現在では全世界で3億人以上の利用者がおり、加盟店数800万店を超えています。
Paytmの拠点は、インドのニューデリー、カナダのトロントの他、
PayPayの日本展開に伴い、東京にも開発拠点を置いています。
2013年にはPaytmウォレットの提供を開始しました。
2016年11月時点でインド最大のモバイル決済プラットフォームとなっています。
Paytmの需要が急激に伸びた事の理由に、インドの高額紙幣
500ルピーと1,000ルピーが廃止されたことがあげられます。
Paytmウォレットを利用すると、通常のネットショップでの買い物だけでなく、
航空券やタクシーの予約、電気料金の支払いなども可能になっています。
Paytmの出資比率は?

引用元:https://jp.wsj.com/articles/SB12389501321203413476904583153820326466126
Paytmには様々な個人や企業が出資しています。
Paytmの主な出資先を紹介します。
- ラタン・タタ(インドの実業家)
- アリババ・グループ
- ICICI銀行
- ソフトバンク
- バークシャー・ハサウェイ
現在、Paytmの企業価値は100億ドル以上と言われています。
まとめ
PayPay(ペイペイ)の出資比率はヤフーとソフトバンクが半分づつとなっています。
しかし、ヤフーとソフトバンク以外にもPaytmが技術提供するなど、様々な企業が
PayPay(ペイペイ)の展開に関わっています。
PayPay(ペイペイ)はソフトバンクの持つ営業網と、
PayPay(ペイペイ)を導入した店舗への3年間決済手数料無料、
既にヤフオクの支払いで多くの利用者が存在するYahooウォレットとの連携などで
モバイルアプリ決済サービスでNO.1を狙っています。
今後もPayPay(ペイペイ)の展開から目が離せませんね!
この記事がPayPay(ペイペイ)の導入を検討している、
個人事業主や読者の皆さんの役に立てれば幸いです。
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